治療室の音楽 14 マレウレウ「もっといて、ひっそりね。」

安東ウメ子さんのCDを買う前にマレウレウの新譜。
もっといて、ひっそりね。
アルバムタイトルの「もっといて ひっそりね」は
「jumpe yan na」の冒頭につぶやかれているけど
特に意味はないらしい。「空耳」なんだそうだ。
確かにその後、そんな感じに聴こえます~
シンプルなメロディに懐かしいわらべうたのような、女性輪唱。
巧いわけではないんだけど、
アイヌ語の響きが新鮮。
もちろん歌の意味は全然わからず、
歌詞カードを見ると・・・
「仔熊」とか「鯨」とか北海道の自然を感じさせる単語に混じって
「村が急襲に遭うことに気づいたお婆さんが仲間にそれを伝えようとするのだが
自分たちを皆殺しにしようとしている者達が外で聞き耳を立てているので
気付かれないように隠し言葉で土間で踊った際の歌」
なんて解説もある。
急襲の相手は誰・・・と、ちょっと心穏やかでなくなったところで
インタビューを読んでみたら
伝統への気負いはない普通の若い女子って感じだった。
しかし細野さんを「おじいちゃん」っていうのはどうなの・・・
とにかく4人の輪唱が楽しそう。
「前作は、瞑想するとき使うのに合っていたが、今回はそうさせないようにしたかった。
ヒーリング音楽に使おうと思っても、目が覚めてしまうような」
うーん、確かに、治療中にはちょっとうるさい、ですかね?
ということで
かけるときは時間とお客さんを選んでかけますわね。

この記事を書いた人

Saori Takano

「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。
鍼灸治療は人対人の相性が重要だと思っています。
来院するかどうか迷っている方は
ざっと眺めていただいて参考にしてくださいませ。