本日は月一回の岡本眞先生の合気柔術の稽古会。
最近DVDの2本目が月刊秘伝から出ましたが、
いつのまにか本も出てました。

「合気の答え」という直球タイトル。

サインをお願いしたら謎の崩し文字。しかも一文字のみ。
「岡」?「本」?・・・ 「眞」かな???
先生は私の所属している合気道の会派の師範ではないのですが、
身体の使い方は共通して多分、高段者のそれなんじゃないかと感じさせる部分があるのと
稽古に行くと、
「そうじゃなくて、こう!」
と実際に何度も先生の手を取らせてくれるのが有り難いです。
今日は「岡持(おかもち)」を肩に載せる時の身体の使い方の解説でした。
武術は和服の生活動作も関係しますが
洋服になって、着物をはだけないように着こなしたり
重いものを担いだりする必要もなくなり
生活が戦前とは全く変わってしまったので
洋服で昔の教本の通りにやっても私のように全く着物を着ない者には縁遠い。
そこを岡本先生は言語化して説明するのですが
とにかくその易しく解説する能力が他の人よりずば抜けて優れていると思います。
だからこそじわじわとYouTubeの登録者数が増え、
本やDVDの出版に至ったと思いますが、「質問せず、動きを見て覚えろ」と言われるのが苦手な私には
こういう先生の存在が嬉しい。
「日本人の美は襟元にあり。」
仕事する時の服を白シャツではなく
時々は作務衣に変えてみるべきだろうか…
道場に毎日通う合気道ガチ勢から見れば
私は全く求道的ではないのだけど、ふくよかな体格から滲み出る故の先生の朗らかで開放的なお人柄が好きなのと、(でももう少し健康のために痩せて欲しい)
ここでの稽古の後に合気道の稽古に出ると、色々と自分なりの気づきがありまして
岡本稽古への参加もそろそろ4年目になります。
合気道で結構自分なりに努力して初段を取ったけど、
そのあたりで、もともと力が入り過ぎる癖はともかく、
君の技は酷いだの、そんなものは合気道ではないだの、
わりと辛辣なことを本部道場で(もちろん師範方はそんなことはおっしゃいませんが)色々な人から言われて壁にぶち当たった時、
岡本先生に出会って大袈裟に言えば救われたというか、
合気道をやめずに済みました。
毎回復習もせずに一ヶ月経ってしまうので
何一つ身についていない感じだけど
上達というよりは合気道を続けるモチベーションを保つエッセンスをこの稽古会でもらっているので
これからも細く長く、です。
↓ 岡本眞の合気柔術チャンネル