紫雲膏灸

先日 お灸専門の治療院に行ってきました。

お灸とマッサージだけの治療、ゆったりと流れる時間、
とても心地良かったです。
お灸は、越石式灸法という、肌の広い面に紫雲膏を点状に載せていき、
その上に艾を重ねていくやり方で全く熱くなくて心地良く、
初めて受けるやり方でした。
私が学校で習ったときは
紫雲膏は便利アイテムくらいの感じで、使うことはあまりなかったような。
直接艾を肌に載せるので熱いこともあったし、
下手だと転がるし、お灸を据える実習というのは
組む相手によっては緊張しました。
予め紫雲膏を盛るやり方であれば労せずして艾が立つし火傷しないので
こちらの方がいまどきの患者さんには合った方法とも言えるかも知れません。
で、最近は積極的に紫雲膏も使ってみたりもしています。
うっかり指に紫雲膏がついてしまい
以前よりモタモタしているのも背中ごしにバレているかも。
ツボの場所によっては
そのまま紫雲膏無しで据えたいところがあります。
どうスムーズに使い分けるか、試行錯誤中ですが
温熱が効いているのか、
モグサに含まれる精油が効いているのか、
まだそこに焦点を当てた研究はありませんが
紫雲膏を厚く塗ると
直接灸ではなく隔物灸ということになるかと思うので
両方を場に応じて使っていきたいと思います。
煙を浴びるのも嫌いじゃないので
温灸や灸頭鍼も引き続きたくさん使っていきますよ!
以上
高野でした。

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この記事を書いた人

Saori Takano

「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。
鍼灸治療は人対人の相性が重要だと思っています。
来院するかどうか迷っている方は
ざっと眺めていただいて参考にしてくださいませ。