新正体法入門

正体法についての予備知識ゼロだったのですが
大変な勉強家の先生が
「買いました!」
と書いてたので
ポーズをとった、わかりやすい表紙にも心惹かれて
つられて私も買ってみました。
「しょうたい」でなく、「せいたい」と読みます。

「身体のゆがみを自分で取る方法」についての本です。
この本の良いところは
内容が多岐に及ばないこと。
絞って反復して書いてあるので
言わんとするポイントが明確なのです。
読んでなんとなくわかった気になって
実際には何も身につかない本って多いですもの。
肩こりで来院される方は大抵頚の可動域に問題があります。
なので初診の方には施術前と施術後に頚を動かしてみてもらい
鍼灸治療後の変化を確かめていただくことが多いです。
この本でも
可動域確認 → 正体術 → 結果を確認
というプロセスで進んでいきますが
『土台の小さな歪みが上に行くほど大きく現れる「宮本仮説」』、
自分も、施術していて実感します!
ひどい肩こりが主症状の場合
必ず骨盤周辺のツボにも反応があるのです。
まずは自分で効果を確かめるため、早速やってみました。
自宅は寝転がれるような大きなスペースがなく(片付けてないから・・・)
「何してんの?」といぶかる夫を尻目に
深夜、台所の床で・・・
自分には明快な歪みがないのか、反応がわかりにくかったですが
頚の後屈がちょっと痛かったので
前後の正体法をやってみました。
時間にして1分。
わお、痛くなくなりました!
正体法、素晴らしい。

この記事を書いた人

Saori Takano

「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。
鍼灸治療は人対人の相性が重要だと思っています。
来院するかどうか迷っている方は
ざっと眺めていただいて参考にしてくださいませ。