藤井風 LOVE ALL ARENA TOUR 横浜アリーナ最終日に行きました。
昨年からタテタカコさんのライブに行くことにハマっていますが、
もともと「ピアノを弾きながら歌う人」が好き。
中でも藤井風は別格。申し込んだチケットは毎回抽選を外し、今回初めて買えました。
しかし当たった席はアリーナではなく、スタンド席の後ろの方。
客席を360度使った巨大な会場で、小指くらいの大きさの藤井さんしか見えず、果たしてわざわざ行く甲斐はあるのかと思ったりもしたけど杞憂でした。
立ち位置を変えながら歌うので時に本物の藤井さんの方は服の端しか視界に入らないけれど、目の前の大スクリーンで表情がはっきり見える。
藤井さんが見えない時の照明の演出も見応えがあるし、時折向かい側の観客席が見えた時に大会場のライブに来た一体感を感じられる。
こういうの久しぶり。
走り回りながら、時にピアノを弾き、時にこけて寝そべったままでも(音程ブレないから転ぶのも多分演出のうちだけど)普通に歌う歌唱力の反面、内気さを感じさせるような朴訥とした英語と方言の混じったMCとのギャップに
惹きつけられっぱなし。
これでまだ25歳って!
中でも私は最近出た曲「grace」の歌詞が好き。
若い時に読んでいた瞑想ヨガのスワミ達が書いてた本の内容と通じるものがあると思ったらMVもインド撮影で、あ、やっぱりその辺りと繋がっているんだと。
むしろ、この曲は20代だからこその歌なのかも知れない。
You are me,
I am you.
ラスト、アンコールは無しで、
何度となく「幸せでおってくださいよ」と口にする藤井さん、
その言葉が場慣れしたサービストーク的な感じではない心からの願い、祈りに聞こえるし
歌手としてだけではなくパフォーマーとしても本当に一流なんだなと実感できたコンサートでした。
最後の曲「何なん」は撮影可。
本当に、藤井風さん、あなたは何なんですか。すごいよ。
この人は3年後、5年後は一体どんなことを歌
うのか、これからも楽しみです。
素敵な時間をどうもありがとうございました。