地味な位置

2年ぶりに、志木で開業している同期が祐天寺に遊びに来ました。
この季節は毎年大森の母校で「社会あはき学」の授業を一コマ受け持っているので、
そのついでに。
彼も四十を過ぎてから色々浮上してきたらしく、
まずはひとしきりこの2年の間に起こったお互いの中年健康ネタに花が咲く。
2年歳とってるはずなのに、なんだか前よりお肌が綺麗になったなと思ったら、
鉄欠乏貧血気味と言われたので試しに
自分で鉄のサプリメントを買って飲み始めたら前ほど肌が荒れなくなったと。
2年前は手荒れも結構していた記憶がありますが、
鍼灸師の不養生、鉄不足で身体の隅々まで血が巡っていなかったんですね。
貧血は女性が多いイメージですが男性も気をつけないといけません。
施術を受けてもらいながら、これからの鍼灸師の役割について思うところを
授業のように授業で話したことなど、色々と語ってもらいました。
彼はすごくいい声なんですよ。寝転がったまま色々話させてごめん。
最新(?)鍼灸学校ネタとしては、近頃の鍼灸学校卒業生は国家資格を取ってから3年後にも
まだ鍼灸師を続けているのは半分もいないという話。なんだそれ。
(卒後未確認の人も数名おりますが)私の知る限りの同期は全員がまだちゃんとこの業界にいるので
良い時代に学んだと思います。
特に目立つこともない地味な施術家だけど
お互い天職かもねという立ち位置を確認する機会になりました。
思っていることを口に出してみると
言った後でやっぱりちょっとそれは違うとか、まさにそうかもしれないとか、考えがまとまるので
誰かと話すって大切です。

ちなみに明日は彼のお誕生日也。
細田いんちょう、おめでとう!
今年はみんなで鰻食べに行くから~!(彼の実家は老舗の川魚料理屋さんです)



今年もまたすごく低い、お客さんが気づかないようなひっそりとした場所で
クリスマスローズがこんもりと咲いています。
茎が伸びないのは日照不足でしょうか。

祐天寺 きよら鍼灸院

友だち追加

この記事を書いた人

Saori Takano

「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。
鍼灸治療は人対人の相性が重要だと思っています。
来院するかどうか迷っている方は
ざっと眺めていただいて参考にしてくださいませ。