おめでとうございましたの違和感

「ありがとう」には「ありがとうございます」と「ありがとうございました」があるけど
最近「おめでとうございました」も世間にすっかり定着してしまった気がする。
初めて聞いたのは誰かの結婚式で、
なんだか聞きなれない言葉だなあと思っているうちに
どんどんあちこちで耳にするようになって、
今じゃあTVでもラジオでも皆が言う。
好成績のスポーツ選手などへのインタビューで
「このたびはおめでとうございました!」と言っているのは珍しくない。
時代で言葉が変化するのは当たり前のことだけれども、
何年か前、これについてNHKで取り上げていて、その時確か松平アナウンサーが
(一般的に間違いではないとしておめでとうございましたが使われるようになっているとしても)
「私は、おめでたいのは過去で終わっているのではなく、
今もおめでたいのですから、その意味をこめて
おめでとうございますを使っています」と言っていた。
私もそう思うので、意識的に過去形にしないようにしているのだが、
今朝もラジオから懸賞に当たったリスナーに「おめでとうございました!」の言葉が・・・
ああ、耳が慣れてしまうといつか使ってしまいそうでとてもコワイです。

この記事を書いた人

Saori Takano

「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。
鍼灸治療は人対人の相性が重要だと思っています。
来院するかどうか迷っている方は
ざっと眺めていただいて参考にしてくださいませ。