腰部脊柱管狭窄症にお灸

アナベルが緑色に変わり始めました。
このグラデーションの感じ、蒸し暑さを忘れるひととき。

最近全然書かなくなってしまいましたが
ちょっと前まで「趣味は文通」と公言していました。
今は合気道にシフトしていますが、多分、合気道をやめたらまた文通生活に戻るんだろうな。
手紙を書く相手には自分の仕事が鍼灸マッサージであることは極力書かないようにしています。
中年あるある、で健康ネタは話題にしやすいですが、
場合によっては相手からの一方的な健康相談の手紙と
それに回答する新聞のコーナーみたいなやりとりになってしまうことがあるからです。
一度も会ったことがない人にあれこれ書くのはとても難しい上、
文通として全く面白くない、というのも本音です。
長い文章を書くなら音声入力でメールやLINEで送った方が楽だし
わざわざ可愛い便箋を使って事務的なことをつらつらと書くつまらなさ。
私は手紙の中に日常以外の要素を求めたい。
腰痛なんですけどどうしたらいいですか
という漠然とした問いには面倒だから石垣先生の本「腰痛の実学」を
そのまま送りつけたこともありましたねそういえば。
しかしながら、久しぶりに来たお手紙に、
60代の旦那さんが腰部脊柱管狭窄症で痛くて歩くのが辛い、
手術しますか?リハビリ通いますか?と聞かれるだけで
担当医がどうしたらいいかという治療方針をはっきり決めてくれない、
という愚痴がつらつらと書いてありました。
時々途切れつつも20年以上文通している相手なので
今回は即、真面目に返事を書きました。
日常生活によほどの支障がない限りは医師は手術は勧めてこないこと。
狭くなっている部分を支えている筋肉を鍛えることで今以上の悪化を防ぎ、
忙しくてもリハビリにもなるべく通った方が良いこと。
そして!ここは強調したい。
狭窄の強い部分の近くとツボの何箇所かに自分で毎日お灸をすること。
自分で運動して筋肉をつけるのがいちばん大事ですが
お灸は局所の血行を改善して
筋肉の緊張を解き、痛みを和らげます。
魔法のようには効かないかもしれないけれど
根気よく続けていただきたい。
スタンダードな腰痛のツボの図解コピーと
せんねん灸、せんねん灸世界、せんねん灸太陽のセットも同梱しました。
(せんねん灸の営業の人かと思われたかも。)

次の手紙で少し良くなっているといいけど、
そもそも真面目にお灸をしてくれるような人なのかどうか、はわからない。
続けたら必ず、変わると思うのですが。

祐天寺 きよら鍼灸院
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この記事を書いた人

Saori Takano

「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。
鍼灸治療は人対人の相性が重要だと思っています。
来院するかどうか迷っている方は
ざっと眺めていただいて参考にしてくださいませ。