睡眠薬を飲む前にやることがある

ここに来た日はよく眠れる、と言っていただくことが多いです。

深い睡眠をとるためには

鍼灸やマッサージを受けるのも良いし

昼間の運動や知的活動が大切です。

歳を取るほど睡眠の質は悪くなり、睡眠時間は短くなりますので

高齢者ほど不眠を訴える人が増えますが加齢はある程度仕方がないとしても、

私と同世代にして眠れない、眠れないというのはちょっと早いんじゃないかというのが私の意見。

数ヶ月ぶりに会った友人に

「この頃眠れないの!」と開口一番に言われました。

昨日メンタルクリニックに行って睡眠薬を処方されたとのこと。

先週ちょうど新聞に載っていた「まかり通る診断なき投薬」という睡眠専門医のコラムを思い出しました。

・眠れないという一言で直ちに睡眠薬を出す医者が多いが、一歩間違えればここから薬物依存になり、難治性の不眠症へ繋がる。

・睡眠障害にはガイドラインがあり、国から薬の適正使用が呼びかけられているが前世紀の治療を続ける医療機関が少なくない。

・まずなぜ眠れないかを問診し、しばらく睡眠日誌をつけてもらって治療方針を決める。「夕食後のうたた寝をやめて散歩を」などの衛生指導をし、投薬はこの過程を経ても良くならない時に初めて行う。

ほんと、当たり前のようでいて当たり前でない。過去に祖母がハルシオンやらレンドルミンやらの依存症だったのを間近で見ているので深く頷きます。

眠れないと言ったら量なんか考えずにいくらでも処方されてましたし、そのせいで昼間はいつもぼーっとしていて、ふらつきでガラスを割ったりしてましたからね。(そのクリニックは何年か前に廃業しましたが)

で、試しに今の彼女の生活を聞き出してみたら

朝早く起きてウォーキングして、朝食食べてから家事をやって、午後は3時間昼寝している、と。

えーと・・・朝のウォーキングは良いと思うけれど、

乳幼児じゃあるまいし、中高年が3時間も午睡して、夜ぐっすり眠ろうなんて甘いと思うんですけど。

とにかく昼間は寝るな!寝るならせめて30分以内、と伝えました。

酸棗仁湯や抑肝散などの漢方が効く人もいるそうですし

睡眠薬ほどの依存性はありませんから

まずそちらを試すのも良いでしょうね。

 

 

今日の彼女とのランチのメニュー。さて、これで何が出てきたでしょうか。全部当たった方は凄いです。

↓↓↓

ラ•ボンバンス ランチメニュー

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

Saori Takano

「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。
鍼灸治療は人対人の相性が重要だと思っています。
来院するかどうか迷っている方は
ざっと眺めていただいて参考にしてくださいませ。