RUBYさんの命日


趣向を凝らした名前が増えて「珍しい名前」という概念自体がなくなりつつあるような気がしますが
人生で忘れられない名前があります。
瑠美と書いてルビーと読む彼女。
今日は瑠美さんの命日でした。
瑠美さんは昔々、夫の店、FLASHで働いていて
同い年の学君とともに店のアイコンでした。
あの頃は私も夫も学&瑠美も、その周辺の人達も
みんな若くて、
毎日が大騒ぎでした。
41歳8ヶ月と6日目の、昨年の今日、
心臓発作で亡くなっていたことを知ったのはごく最近のことで
まだ信じられないような気持ちだったけど
今日、ご実家に伺ってお母様のお話を聞いて、
やっぱり彼女は特別な人だったなあと。
瑠美(ルビー)という名前はお母様が若い頃、
結婚する前から、自分に女の子が生まれたらつけようと決めていたそうです。
その名に名前負けするどころか、
赤ちゃんの頃から「あいのこですよね?」
と色々な人から話しかけられるエキゾチックな顔立ち。
(昭和のあの時代、「ハーフ」と呼ぶ人はいなかったです)
ほとんど泣いたりぐずったりすることなく
親の手を煩わせなかった幼年期。
そして私立小学校に入学して以降の
破茶滅茶な弾けっぷり。
ユニークで気さくで誰とでも仲良くなれて
しかも美しい彼女はみんなの憧れの存在だったようです。
多分色々な才能があったけど
したいことが多すぎて
会う度に新しいことに取り組んでいました。
私が一番知っている20代の瑠美さんは
とにかく知り合いが多くて、
ちょっとぶっ飛んでて、
そして、もてまくっていたけど
それはその後もずっと続いていたようで
彼女の人生で彼氏がいなかった時期なんてほとんどなかったんじゃないかな。
天性の無邪気さと純粋な心があって、
人から嫌われるような要素が無い女性でした。
RUBY
ずっとずっと、
あなたのこと 忘れないから。

この記事を書いた人

Saori Takano

「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。
鍼灸治療は人対人の相性が重要だと思っています。
来院するかどうか迷っている方は
ざっと眺めていただいて参考にしてくださいませ。