お灸で黒子(ほくろ)が取れるのか自分で試してみた

マスクのメリットはなんといっても
半分しか顔が見えないところです。
暇なので前からちょっと興味があった「お灸で黒子(ほくろ)を取る」というのをやってみています。
自分の顔でというのは公開に躊躇しますが
ネットでも資料画像があんまりなかったので
勇気を出して載せてみましたのでご参考までに。
真似する人がいるかどうかは無視です。
まあ、しない方が無難です。


やり方は至極単純で
黒子の上に(はみ出さないように注意しながら)
直接お灸を何壮かすえて焼き切る。
中途半端に水ぶくれにしてはダメですが
黒子だけに上手にもぐさを載せて黒く焦がします。
要するに上手に火傷を作るわけです。
カサブタになるので数日間
無理に剥がさず、下の皮膚の再生を待ちます。
炭化したメラニン部分が自然に剥がれたあかつきには
大分薄くなります。
Oh!原始的…
全ての黒子に応用できるわけではないと思いますが
YouTubeを検索したら
鼻の上のイボ状のものを焼いている動画をあげている先生がいらっしゃいました。
膨らんだような黒子でも
他の部位に比べて知覚が鈍麻しているような場合は焼いて取れるようです。
注意しておきたいのが、お灸の場合は
あくまでも表面のあたりにメラニンが結集している小さな黒子や老化で徐々に出来たようなものがターゲットであって、怪しいものにはしてはいけないということです。
短期間で急に大きくなったような黒子や出血していたり色が変わってきたりしたものは
悪いものの可能性があります。
それで受診したら皮膚がんだった友人がいます。
こんな黒子あったっけ?あれ、なんかどんどん大きくなってる…と思ったら
お灸の前にまず皮膚科へ!
多分黒子なんて美容整形外科に行ってレーザーでチョチョイと焼いてもらった方が手っ取り早いでしょうし(やったことないけど多分そうやって取るんですよね??)
顔なので線香の煙が目に滲みたりしますが
どうせ当分マスク無しでは人と会わない、化粧もしない、という暇潰し実験には良かったです。
まず「黒子だけを焼く小さなもぐさを捻る」ところから練習しないといけませんので
人におすすめはしませんし
ここまでの焼灼灸はお客様にしたことはありません。

ちなみに黒子を焼くもぐさは
特別なものではなく普通に鍼灸院で使っているもぐさです。
きよらで使っている超特級のもぐさでも10g1000円くらい(黒子を数個焼くのには10gも必要ありませんし超特級じゃなくて普通の点灸用もぐさの方がむしろ良いと思います)ですので、
美容用品(?)としての材料費は安いです。

万が一チャレンジしてみたい方がいたら・・・
どうしよう、練習会を開催した方がいいかしら。

祐天寺駅から徒歩3分  きよら鍼灸院
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この記事を書いた人

Saori Takano

「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。
鍼灸治療は人対人の相性が重要だと思っています。
来院するかどうか迷っている方は
ざっと眺めていただいて参考にしてくださいませ。