合気道 20時間目。

中学は帰宅部でした。 

早く家に帰ってマンガを読んで過ごすのが好きなぐうたらな子どもでした。
 高校はなんちゃって合唱部と美術部の兼部、
大学の弓道部はちょー適当にしか出てなくて三級取っただけで終了。
(審査受ければ誰でも取れるのが3級) 
 そんな私ですが
夏の合掌行以来、
何かトレーニングをすべきだという思いがあり
合気道を習い始めました。 
 先月入会して
初心者クラスに出られる時間は出来るだけ出続け
一昨日で受講20時間目達成。
 奇跡のような頑張りよう。
 思い返せば真面目に部活をして来なかった人生、
毎日何か同じものを習いに行くというのは
学校の授業以外では生まれて初めてなのでした。
しかーし!
出す手を反対にしてしまう、
逆方向に回ってしまう、
腰を打つ、頭を打つ…
アザはできるわ 足の甲はすりむけるわ
関節は痛くなるわ… 
最初の一週間は、
朝起きると必ずどこかが激しく筋肉痛でした。
 スノボを始めた頃を思い出します。
 想像していたように「身体には優しく」はないです。 
 先日は受け身で衝撃をくらってしまったようで
起床してからずっと頸が痛くて、
机に突っ伏したまま
せんねん灸を10個ばかり使いました。 
直後から結構良くなったので
やはりお灸って素晴らしいと思いました… 
 組んだ相手の技を上手に受ける、
技を正しくかける、が出来ないので
まだ「合気道」になっていません。 
仕事柄、捻挫は絶対に避けたいので
朝っぱらから相当な集中力も必要です。 
 本でちょっと読んだところによると
九段の多田宏先生は
合気道の稽古は
道場以外の場所で心身の力を発揮するものであって
「道場は楽屋だ」
とおっしゃっているそうです。
 毎朝道場に通ってみて納得します。
 技術を身につけるというより
自己鍛錬と思う方がしっくりくる。
 大変だけど
この年になってゼロから始める
という新鮮さ、楽しさ。
諸師範の
うっとりするような滑らかな関節の動きを
見ているだけでも勉強になりますし
上手下手関係なく
組んだ相手の性格とか思考みたいなものを
感じることがあります。
 氣のトレーニングとしては
合掌行より自分に向いているように思いますね。 

 
それでは
今朝も行ってきます!
 

この記事を書いた人

Saori Takano

「ここに来て良かった!」と心から言っていただける治療室を目指しています。
鍼灸治療は人対人の相性が重要だと思っています。
来院するかどうか迷っている方は
ざっと眺めていただいて参考にしてくださいませ。